「経過観察」って、放っておくことじゃなかった——子宮筋腫と腺筋症、半年ごとにサイズを測っている話

半年に一度の定期検診に、午後休を取って行ってきました。

子宮筋腫と子宮腺筋症を併発しているとわかってから、私はこの「経過観察」という言葉と、しばらく付き合っています。

「経過観察でいきましょう」——そう言われて、放っておいて大丈夫なのだろうか、と落ち着かない気持ちになる方も、いらっしゃるかもしれません。でも何度か通ううちに、経過観察は「何もしないで放っておくこと」とは少し違うのだと、私なりに感じるようになりました。今日は、その半年に一度の検診で、私が見てもらってきたことを書いてみます。

「経過観察」は、放っておくことじゃなかった

私の場合、経過観察というのは、半年に一度病院へ行って、エコーで子宮の様子を見てもらうことでした。

痛みや出血の様子を聞かれて、お腹にエコーを当ててもらって、大きさや形を確かめてもらう。それを半年ごとに、記録のように積み重ねていく。「何もしない」のではなくて、「変化を見てもらっている」時間なのだと、通ううちに思うようになりました。

そもそも子宮筋腫や腺筋症がどういうものなのかは、以前まとめたことがあります。診断がついたばかりの頃の気持ちは、こちらに書きました。

今回、子宮が少し大きくなっていた

今回、エコーで測ってもらったら、去年よりほんの少しだけ大きくなっていました。

正直、その場では少しどきりとしました。けれど先生は、「輪郭のどこを取って測るかで数字には誤差が出るので、この一回の大きさだけで一喜一憂しなくて大丈夫ですよ」と言ってくれました。だから私も、「そういうこともあるのだな」と受け止めることにしています。

もうひとつ教わったのは、今飲んでいるフリウェルは、生理(の量や痛み)を抑えるのには効いているけれど、腺筋症のこぶそのものを小さくする薬ではない、ということでした。効いているのに大きさは別、というのが最初は少し不思議でしたが、「症状を抑えること」と「こぶを小さくすること」は、また違う話なのだそうです。

薬には、“今使う薬”と“取っておく薬”があった

実を言うと、自分が飲んでいる薬と、これから先に出てくる薬の関係が、私の中でずっとごちゃごちゃしていました。今回、先生とゆっくり話して、ようやく三つの役割が見えてきた気がします。

  • 今飲んでいるフリウェル——生理を抑えるのがちゃんと効いている。だから、続ける薬。
  • 子宮を小さくするための薬——あるけれど、使える期間に限りがあるものらしく、生理が落ち着いている今は出番ではない。いわば、“取っておく”薬。
  • 45歳を過ぎたら——私の場合は、フリウェルから、その先も使える別の薬に切り替えていく予定。

薬というと「今すぐ効くもの」というイメージがありましたが、薬にも“いつ使うか”という順番があるのだと知って、少し気持ちが軽くなりました。手元に、まだ使っていない選択肢が残っている、というのは、それだけで心強いものでした。

薬の種類そのものの違いは以前くわしく比べてみましたし、40代でピルを続けることについてはこちらに書いています。

次に病院へ行く“目安”だけ、決めておく

先生からは、出血が増えたり、いつもと違う出血があったら、半年を待たずに来てくださいね、と言われました。

そして次は半年後に、またサイズを測って、子宮がん検診も一緒に受ける予定です。「何かあったらここで、なければ半年後に」——その目安を先に決めておくだけで、日々のちょっとした体の変化に、そわそわしすぎずに過ごせる気がしています。

出血が続くと、貧血につながることもあります。私自身、その入り口を長く見過ごしてきたので、「出血の変化は受診の合図」というのは、今はわりと素直に受け取れるようになりました。

血圧に、いつも時間がかかる私が

余談ですが、この日はもうひとつ、ちょっとうれしいことがありました。

私は病院で血圧を測ると、たいてい高めに出てしまって、何度も測り直すことになります。この日も一回目は高め。でも、少し前の健康診断のときに看護師さんが教えてくれた、姿勢を正して、ゆっくり深呼吸してから測る——というのを思い出してやってみたら、測るたびに数字が下がっていきました。

受付から会計まで、この日は四十分。血圧にいつも時間がかかる私にしては、最短記録でした。数字とのつきあい方は、健康診断の結果を見たときにも考えたことがあります。

おわりに

正常な状態に戻るわけではありません。それでも、半年ごとに変化を診てもらえて、手元にはまだ使っていない薬の選択肢も残っている。そう思うと、私はいまの状態を、そんなに悪くないものとして受け止められています。

「経過観察」は、放っておくことではなくて、付き合っていくことなんだな、と今は思っています。次の検診まで、また半年。淡々と、通っていこうと思います。


この記事は、運営者(万樹)自身の受診や治療の体験と、自分なりに調べた内容をもとに書いています。専門家が内容を保証しているわけではありません。症状や治療のご判断は、体質や状況によって一人ひとり違います。気になることは、必ず主治医や専門医にご相談ください。

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