万樹

発達障害・子育て

苦しみから逃れたくて、藁に手を伸ばしていた——孤立した育児の中で気づいたこと

「助けてほしい」と思ったことは、あまりない。そんな余裕はなかった、というのが正直なところだ。あったのは、もっと切実な感覚だった。この苦しさから、少しでも逃れたい。ただそれだけだったと思う。孤立した育児は、じわじわと追い詰める発達障害の子を育...
発達障害・子育て

発達障害の子が使える手当・助成、調べてわかったこと——特別児童扶養手当から税の控除まで

受給者証のこと、療育手帳と精神手帳のこと、診断書と意見書のこと——このブログでは、申請にまつわる「書類と制度」をいくつも書いてきました。でも振り返ってみると、「お金」の話を正面から調べたのは、ずいぶん後になってからでした。誰かが教えてくれる...
お母さんの健康

鉄分を摂っても、貧血が治らないことがある——月経過多と鉄欠乏、私の場合

健康診断の結果に、毎年「貧血」と書かれていました。私はその文字を、数年のあいだ見送り続けました。再検査の案内が入っていても、「いつものことだから」と封筒ごとしまっていた年もあります。鉄分を意識して摂っているのに数値が変わらない、という方もい...
発達障害・子育て

支援学級から普通級への転籍と交流授業——中学校で私が確認してきた仕組みの話

「支援学級に入ったら、内申点はつかない」「一度支援学級に入ったら、普通級にはもう戻れない」私は、ずっとそう思い込んでいました。先日、息子の進路を考えるために中学校の支援学級を見学し、スクールソーシャルワーカーの方とも面談をして、この2つの思...
息子と歩む日々

中学の支援学級を、息子と見学した日——「答えが出ないまま」の続き

以前、中学は支援学級か普通級か、答えが出ないまま書いていますという記事を書きました。あれから1か月。まだ完全な答えは出ていません。ただ先日、息子と一緒に中学校の支援学級を見学してきて、「わからない」の中身が、少し変わりました。今日はその日の...
発達障害・子育て

発達障害の子と肥満・糖尿病リスク——偏食・運動・親として知っておきたかったこと

息子の体重が急に増えたとき、私がいちばん怖かったのは、小児科の先生に言われた「糖尿病」という言葉でした。「発達障害の子は太りやすいの?」「偏食と肥満は関係あるの?」「糖尿病って、子どもでもなるの?」——当時の私が知りたかったことを、あらため...
発達障害・子育て

数値化しても、伝わらなかった——発達障害の息子の体重管理、それでも動き続けた記録

「このまま行ったら、糖尿病まっしぐらですよ」息子が小学3年生のとき、小児科の先生に言われた言葉です。大げさに脅すような先生ではありません。だからこそ、その一言は重く響きました。息子は今、小学6年生。身長163cm、体重68kg。身長がようや...
発達障害・子育て

発達障害の子の親が「祖父母」に疲弊するとき——善意じゃない干渉も、確かにある

以前、祖父母の善意の干渉について書きました。今日は、その先の話をします。善意では説明がつかない干渉も、確かにある。その話です。善意の干渉と、意図的な妨害は別物だ前の記事では、善意の空回りについて書きました。かわいがっているつもりで、結果とし...
発達障害・子育て

発達障害の子どもとスマホ——管理のルール・夜ふかし対策・デジタルリテラシーの育て方

スマホを持たせたら、使いすぎた。ゲームをやめない。深夜まで動画を見ている。決めたルールが守られない。発達障害のある子どもを持つ親から、そういう話をよく聞きます。私自身もそうでした。「管理が甘かったのか」「渡すのが早すぎたのか」と自分を責めた...
息子と歩む日々

約束の4日間——息子のスマホが止まった朝のこと

「おやすみ」と言ったのに、部屋から音がした。椅子が軋む音。かすかで、でも確かな音。私はベッドの中で、その音の意味を考えないようにしていた。息子のデジタル機器のこと小6の息子は今、3つのデジタル機器を持っている。ノートPC、スマホ、そしてSw...