婦人科でピルを勧められたとき、私は少し迷った。
血圧が気になっていたから。体重も、正直に言えば標準よりある。「こんな体でピルを飲んでいいの?」という不安が、受診してから帰り道までずっとあった。
同じ不安を持っている同世代の方へ向けて書いています。ちなみに、私は現在41歳のアラフォーです。婦人科で聞いた話や自分が調べたことを、できるだけ正確に伝えようと思います。ただ、私は医療の専門家ではありません。最後は必ず、かかりつけの婦人科医に確認してください。
婦人科でまず聞かれたこと——「妊娠は希望されますか?」
最初の診察で、先生にいきなり聞かれました。
「妊娠は希望されますか?希望するなら早めにね。」
事務的な先生だったので、本当にさらっと言われたんですが、これがけっこう大事な質問だったようです。
私は妊娠を希望していなかったので、月経を止める方向で治療を進めてもらうことになりました。おそらく、希望していたら違う選択肢になっていたと思います。
私が心配していた「飲めない条件」
血圧が高め、体重も気になる——自分がピルを飲んでいいのか、正直不安でした。
調べてみると、ピルには「飲んではいけない条件」があるようです。私が気になっていたのはまさにこのあたりでした。
気になっていた条件(抜粋)
| 条件 | 目安として聞いた数値 |
|---|---|
| 高血圧 | 収縮期140以上 または 拡張期90以上 |
| 肥満 | BMI35以上は特に注意と言われた |
| 喫煙×年齢 | 35歳以上で1日15本以上は危険らしい |
ただ、「条件に近い」と「飲めない」はイコールではないようです。私は血圧が「ちょっと気になるライン」だったのですが、先生は「これくらいなら様子を見ながら続けましょう」という判断でした。
自分で「無理だ」と決めつけず、受診して聞いてみることが大事だと思いました。
私の血圧の話——「白衣高血圧」というやつ
診察室で血圧を測ると、毎回少し高めの数値が出ていました。
先生に言ったら「白衣高血圧といって、診察室の緊張で上がる人がいるんですよ」と教えてもらいました。家で測ると正常範囲だったので、先生はそちらも確認してくれて、「大丈夫そうですね」という判断になりました。
家で血圧を測る習慣がない方は、受診前に数日間記録しておくと、こういうときに役立ちます。私はそれ以来、家庭用の血圧計を使っています。
飲み方が体に合わない場合もある
同級生の友人の話で知ったんですが、ピルを飲むと必ず吐いてしまう人もいるそうです。その友人は「ミレーナ」という子宮内の器具に切り替えたと言っていました。
また別の同級生の友人は、日によって体調が変わるので、こまめに処方を調整してもらっていると言っていました。
同じ「ピル」といっても種類があって、合う合わないがあるようです。「最初のものが合わなかった」で諦めるのではなく、先生に相談してみる余地はあるんだなと思います。
ミレーナという選択肢
先ほど出てきたミレーナについて、少し補足します。
子宮の中に装着する小さな器具で、飲み薬ではないため吐き気などが起きにくいそうです。月経量が大幅に減る方が多く、無月経になる方もいると聞いています。
ただし、子宮の形や大きさによっては使えない場合もあるようです。私の同級生の友人は内膜症・腺筋症もあるなかで使っていますが、こちらも先生との相談が前提になります。
先生が最初に教えてくれた「出口」
私がピルを始めた時、先生はこう言いました。
「今はフリウェル(低用量ピル)を続けて、45歳くらいになったらジュノゲストに切り替えましょう。閉経に近い形にもっていきます」
ピルを飲み始める前から、この先の流れを教えてもらえたことが、すごく安心でした。「ずっと飲み続けるの?」という不安がなくなったから。
ざっくりこんな流れです(あくまで私の場合)。
| 時期 | 治療 |
|---|---|
| 〜44歳頃 | フリウェル(低用量ピル)を継続 |
| 45歳前後〜 | ジュノゲストに切り替え |
| その後 | 月経を抑制しながら閉経へ |
妊娠を希望していなかったから、この方向で進めてもらったんだと思います。月経が止まることは、この場合は「副作用」ではなく「治療の目標」のひとつなんだと先生から聞きました。
ジュノゲストってどんな薬?
切り替え先として提示されたジュノゲスト、少し調べました。
エストロゲンを含まないプロゲスチン単剤の薬で、子宮内膜症の治療に使われるそうです。40代後半に差し掛かる頃は体のホルモンバランスが変わりやすい時期で、エストロゲンを含むピルよりも、こちらの方が体への負担が少ないケースがあるようです。
月経が止まることが多く、骨密度が下がる可能性があるため定期的な確認が必要とも聞いています。「飲み始めたら終わり」ではなく、先生と定期的に話しながら使う薬という印象です。
受診前にメモしておいたこと
私が受診前に準備しておいてよかったと思うのは以下です。
- 家での血圧測定値(数日分)
- 身長・体重
- 喫煙の有無
- 月経の様子(周期・量・痛みの程度)
- 現在飲んでいる薬
特に血圧は、家での数値と診察室での数値が違う場合があるので、記録を持っていくと話が早いです。
「飲めないかも」で諦めないでほしい
私は39歳でピルを始めて、今1年10か月が経ちました。
最初は「血圧があって体重もあって、飲んでいいのかな」と思っていた。でも先生に正直に話したら、ちゃんと私の状態に合った方針を立ててもらえました。
なお、子宮内膜症・腺筋症には手術で根治を目指す選択肢もあります。この記事では薬での治療に絞って書いていますが、手術について知りたい方は婦人科で相談されることをお勧めします。
ミレーナという選択肢もある。ピルの種類を変える方法もある。45歳以降はジュノゲストという道もある。
「飲めるかどうか、まず聞いてみる」——その一歩だけでいいと思います。
この記事は、私自身の婦人科受診・治療経験をもとに書いています。同じ薬・同じ治療が全員に合うわけではありません。ピルの服用・変更・中止については、必ずかかりつけの婦人科医にご相談ください。
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→ 子宮腺筋症とピル、2年間飲み続けてわかったこと——正常には戻らなくても、これが今の「いい状態」だと言われた話
「飲めるかどうか、まず聞いてみる」——その一歩を、家にいながら踏み出せる選択肢があります。
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